水道橋から歩いて神保町に向かう途中、完全にラーメン腹だったのに、突如見てしまった「炒飯屋」の三文字。これは入るしかない。
店の隣のラーメン屋を横目に入店すると、中国の方がやられている店だろうか、片言ながら丁寧な接客。後ろでガコンガコン言わせてる大将の鍋振りを見ながら注文。すぐにスープが運ばれてきて、そのあと炒飯も追っかけてきた。とにかく提供が早い。
まず出てきた炒飯。すかさず量に目がついた。茶碗2杯分はあるだろうか。普通でこれなら大盛りはどうなるんだか。塩加減は濃いめ。ここの特徴として卓上にもあるフライドオニオンが入っていて、独特の食感がある。最初は違和感があるが、すぐそれも消える。パラ度はやや高めで、風味もよく、気付いたら半分なくなっていた。
隠れて見えていなかった、ノーマル炒飯にプラス100円でつくチャーシュー。なんとなく細かく切り刻まれたものが入ってくるのかと思っていたら、まさかの厚切りチャーシュー4枚。柔らかくて、温かくて、うまい。コスパ抜群。
スープは水餃子と共通のようで味薄めだが、炒飯の塩がなかなか効いているので、交互に行き来すると落ち着く。ラー油で辛くしたい気持ちもあったが、逆に酢を入れ、大量の炒飯の消化を助けることにした。歳とったな。
美味い炒飯は心と体を元気にしてくれる。そんな選手にまた出会えた。
[神保町] 炒飯屋 一 (ICHI)
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13181599/
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